ボーカルシンセサイザー

VOCALOID、UTAU、Synthesizer Vなどの音声合成ソフトについてまとめています。

ボカロの歴史等のスライド

音声合成ソフトウェアについて

人工的に音声を作り出す技術の事。近年では「ゆっくり音声」や「ボカロ」など、ソフトウェア中心になっている。中でも歌唱に特化したソフトの事を総称して「ボカロ」と呼ばれる事が多い。ただ、「ボカロ」は特定のソフトを指す表現となるため、「Vocal Synthesizer」や「音声合成ソフト」などの他の表現もよく見られる。

音声合成ソフトの関係性

ボイスと編集ソフトは別。初音ミク(ボイス)の声を編集するために、VOCALOID Editor(編集ソフト)を使用する。編集する声と編集するソフトは別のもの。(それぞれ購入が必要な場合もある)

音声合成ソフト紹介

VOCALOID (2003年〜)

YAMAHAによって開発された音声合成ソフト。

Editor: VOCALOID6 Editor, VOCALOID6 Editor Lite

Character: 初音ミク, Megpoid, 音街ウナ, IA, v flower, 歌愛ユキなど…

最も有名な音声合成ソフトで、キャラクター数も豊富。近年のソフトウェアと比較して、打ち込んですぐ良い歌声にはなりにくい一方、ノートに忠実で編集しやすく、音符単位で見るとわかりやすい仕様。VOCALOID-βなど新たな試みも見られる。

打ち込みのコツ: 音符を細かく置くように打ち込むイメージ。音符を分割してプリセットを活用するのがコツ。

UTAU (2008年〜)

飴屋/菖蒲が開発した音声合成ソフト(ドネーションウェア)。

Editor: 歌声合成ツールUTAU, UTAU-Synth

Character: 唄音ウタ(デフォ子), 重音テト, 桃音モモ

音声合成としては有名なフリーソフトで、根強い人気がある。今あえてこの歌声を求める人も多く、人力ボカロと呼ばれる手法で、自分の好きな声を設定して歌わせる事も可能。

打ち込みのコツ: ピッチを打ち込むイメージ。ピッチをまっすぐそのまま伸ばすので、イメージを固めて再現していくのがコツ。

CeVIO / VoiSona (2013年〜)

テクノスピーチなど数社で開発されている音声合成ソフト。

Editor: CeVIO AI, CeVIO CS7, VoiSona Editor

Character: 可不, さとうささら, すずきつづみ, タカハシ, Chis-A

リアルで聞きやすい音声が特徴。オートメーションを書くようなイメージで操作する。VoiSonaのChis-Aは無料だったこともあり、爆発的なヒットがあった。

打ち込みのコツ: 楽譜+オートメーションを打ち込むイメージ。音符として打ち込んだあと、オートメーションをじっくりと調節するのがおすすめ。

Synthesizer V (2018年〜)

Dreamtonics株式会社が開発した音声合成ソフト。

Editor: Synthesizer V Studio Pro, Synthesizer V Studio Basic

Character: 重音テト, 琴葉茜・葵, MAKI, 小春六花, 宮舞モカ

リアリティと操作性の良さを評価され、爆発的にヒット。Basic版とLite版を無料で使用できる点も大きい。打ち込んだ時点で十分リアルで、編集も自由度が高い。

打ち込みのコツ: ディレクションをするように打ち込むイメージ。パラメーターを編集して違和感のある場所を詰めていく方法がおすすめ。

NEUTRINO (2020年〜)

SHACHIが開発したフリー音声合成ソフト。

Editor: なし

Character: 東北きりたん, めろう

MusicXMLファイルをもとに自動で音声が出力される。「AIきりたん」の名で有名。編集ソフト上で編集は不可能で、譜面をもとに出力される仕組み。

VOICEVOX (2021年〜)

ヒホ(ひろしば)が開発する音声合成ソフト(商用非商用いずれも無料)。

Editor: VOICEVOX

Character: ずんだもん, 四国めたん, 春日部つむぎ

元々は文章の読み上げソフトだったが、2024年にソング機能が追加された。キャラクターの人気も高く、無料で使用できる事から注目されている。